
ALSという病を抱えた女性が、安楽死を望んでいたとして死なせてしまった疑いにより医師2名が逮捕されました。
当時の主治医であった医師が安楽死は日本では出来ないと説明していたと話していました。
一方で、死亡した女性はNHKの番組をきっかけに死について考えていたともいわれています。
そこで今回は、安楽死事件のALS女性が見たNHK番組について詳しく調べましたので、ぜひご覧ください。
- 安楽死事件ALS女性がみた『NHKの番組』とは?
- 安楽死事件ALS女性:BPO申し立て
- 安楽死事件ALS女性:視聴者の意見は?
もくじ
安楽死事件ALS女性がみた『NHKの番組』とは?

安楽死事件ALS女性がみた『NHKの番組』とは、2019年6月に放送されたNHK番組:彼女は安楽死を選んだです。
スイスでの安楽死をテーマにしていたため、日本とは法の解釈なども違いますよね。
ですがALS女性はこの番組をきっかけに、安楽死という選択をしたいと希望していました。
安楽死事件ALS女性:どのような気持ちだったのか
安楽死をしたいと願ったALS女性は、NHKの番組をみて
- 他国では安楽死ができるということを知った
- 日本人として参加できる?と思うようになった
- 女性自身が自分で死の決定をしたいという意思が強かった
と、主治医の意思は話しています。
日本では安楽死ということは出来ず、安楽死の手伝いをした人は殺人罪に問われます。
今回の医師2名は安楽死の手伝いをしたようなものなので、殺人という罪になりますね。
ですが様々な条件をクリアすることにより、他国(スイスを含める)では安楽死が認められるという場合もあります。
外国に行けば自分の思う最期を迎えられるということを知った場合には、死の選択肢が生まれてしまうこともあるのかもしれませんね。
安楽死事件ALS女性:生きる選択は誰にでもある
私たちはこういった事件を目の当たりにすると、ALSという病は大変な病気だから死を選んでも仕方ないと思ってしまいがちです。
ですが、病気があってもなくても「生きる権利」は誰にでもあります。
病を患ってない人が「死を選んでも仕方ない」と口にしてしまうと、ALS患者の方は「やっぱり生きてることがダメなんだ」と思わせてしまうかもしれないのです。
医療・行政などがどれだけサポートをしても、一般の人の意見の方が患者は聴いてしまうのです。
元主治医だった医師も同様に、生きる権利について強く訴えていました。
安楽死事件ALS女性:BPO申し立て
安楽死事件ALS女性:BPO申し立てとは、京都市にある日本自立生活センターがBPOに申し立てを行ったということです。
NHKの番組をきっかけに、死について考えてしまい、結果的には亡くなってしまうという事件でしたね。
NHKの番組自体に異議を唱える声があったのです。
- 自殺をしても良いという内容だったのでは?
- 難病を患っている人や障害者の命が脅かされたのでは?
という内容です。
京都市の日本自立生活センターは、NHKの番組に対し
- 生きることを否定している?
- 死ぬ方向に向けての後押しをしているようなメッセージ性がある
とし、放送基準に違反したとして申し立てをしています。
安楽死事件ALS女性:視聴者の意見は?
安楽死。無責任な発言が
出来ないほど深い問題だと思う。
誰も肯定も否定もできない。
身体の痛みと心の葛藤は
本人にしか分からないし
死を選択する想いは計り知れない。
将来自分自身も安楽死を
望む時が来るかもしれない。
賛否両論あるけど
正しい答えなんてないと思う。#彼女は安楽死を選んだ https://t.co/u8YZk4sB64— あい🍜🍺🍑vegalta♼⚑ (@maai20001) June 3, 2019
安楽死事件ALS女性:視聴者の意見はこのようになっています。
- 苦しんで生きる人を見て、生きて欲しいと願えるだろうか
- 否定とか肯定とか、誰でもが出来る問題ではないよ
- 正しい答えってあるのかな、この問題に
などの意見です。
確かに、安楽死を認めていいのかどうか?は誰でもが決めれるわけではありません。
一概に、良し悪しという判断は出来ない、難しい問題なのではないでしょうか。
まとめ
- 安楽死事件ALS女性がみた『NHKの番組』とは、2019年6月に放送した番組である
- 安楽死事件ALS女性:BPO申し立てとは、京都市の日本自立生活センターがBPOに対し申し立てをしたという内容である
- 安楽死事件ALS女性:視聴者の意見は、難しい問題・否定や肯定が出来ないことという意見が多い
安楽死というのは悲しいことですが、それほど追い詰められていたという事実もあります。
今こそ、行政の力で良い方向に向かうことが出来ないのでしょうか。
以上、安楽死事件ALS女性がみた『NHKの番組』とは?BPO申し立て│視聴者の意見は?でした。