
関電(関西電力)の幹部が福井・高浜町の元助役などから金品を受け取っていた問題が話題となっています。
この記事では、関電の金品受け取り問題がなぜばれたのか、内部告発だった可能性、さらに被害者ヅラの会見に対しての世間の反応についてまとめてみました。
関電の金品受け取り問題
関西電力の幹部20名が、福井県高浜町の元助役(故・森山栄治氏)等から3.2億円もの金品を受け取っていたことが明らかに。
その見返りとして、故・森山氏が顧問を務めていた建設会社(吉田開発)に少なくとも18件の工事を入札を経ずに不正に発注したことが問題視されています。
いわゆる賄賂ですね。
それにしても金額が金額ですからね。さらに、その金額の源泉が住民が払っている電気代であるという可能性もあります。
そのため、世間からは大きな批判の声が集まっているのです。
関電の金品受け取り問題はなぜばれた?内部告発か
幹部の金品受け取り問題がなぜ発覚したのかは、現時点では明らかになっていません。
関電の報告も、何となく真実は隠そうとしているような点が見受けられるので、もしかしたら真相究明にはしばらく時間がかかるかもしれません。
元々、社内での問題が浮上したのは、2018年3月に国税局が調査に入ったことがきっかけ。
しかし、関電としては全て返却しており、違法性はなかったとのことでここまで公表をしていませんでした。
それが明るみに出た理由は何なのでしょう。
幹部に金品の提供をしていた森山栄治氏が、今年3月に亡くなったことが、明るみに出る大きなきっかけだったことも考えられます。
森山氏の視線が怖く、言いたくても言えないという状況があったかもしれませんからね。
また、どんな問題が起きようとも、一生隠し切るというのはこのご時世では不可能。
関電の職員など、関係者が情報をリークしたということも考えられますよね。
確かな情報は、実際に報道されるのを待ちましょう。
関電の被害者ヅラ会見|世間の厳しい反応
関西電力は、金品受け取り問題が発覚して以降逆風に立たされています。第一報が出た9月27日には、株価が急落し、前日終値に比べて一時-8%を記録しました。
さらに追い打ちをかけることになったのが、関西電力の会見。
「申し訳ございません」「事態を重く見ています」といったような言葉が出るのかと思いきや、何と何と被害者ヅラの会見。
高浜原発の地元で大きな影響力がある森山栄治氏からの脅しに、担当者は耐えられず、仕方なく金品を受け取らざるを得ない状況があった、というのが関西電力の言い分です。
具体的な脅しの内容には
- 「お前なんかいつでも飛ばせる」
- 「娘が可愛くないのか?」
- (金品を返そうとしても)「メンツをつぶす気か」
などがあったと言います。だから、担当者も金品を受け取る以外に選択肢はなかった、と。
関西電力の言い分に対しては、
- 「なんで関西電力は被害者のような立場をとっているの?」
- 「(森山氏がもう亡くなっているので)死人に口なし?関電の言いたい放題になるのでは?」
- 「金銭をざくざくもらいながら見苦しい」
- 「森山さんの遺族はどう考える?関電の主張が嘘なら名誉棄損になるよ?」
などと厳しい声が相次いでいます。
経緯はどうであれ、金品を受け取っていたというのは紛れもない事実。
関西電力という超大手企業の幹部たる人間が、人に全責任をなすりつけるという姿は、あまりにも見苦しいですよね。
まとめ
- 関西電力の幹部20名が、福井県高浜町の元助役(故・森山栄治氏)等から3.2億円もの金品を受け取っていたことが問題視されています。
- 金品受け取り問題がなぜ明るみになったのかは明らかになっていません。
- 関西電力の被害者ヅラの会見に、世間からは多くの厳しい声が寄せられています。
政治やビジネスに不正はつきものですし、完全にクリーンな世の中というのはおそらく今後訪れることはないでしょう。やはり「カネ」や「権力」によって、人は動かされていくのです。
大企業に勤めると安泰とはよく言われますが、こういった黒い黒い問題とも上手に付き合っていかなくてはいけません。
当事者も不正だと分かりながらも隠し切らなくてはなりませんから、精神衛生上「安泰」とは程遠いかもしれませんね。
以上「関電なぜばれた?金品受け取り問題は内部告発か│被害者ヅラに世間の反応は?」でした。