
2019年12月18日、かんぽ生命保険の不適切な販売問題での記者会見が行われました。
その中で、法令違反する疑いがある契約が約1万3,000件あるという調査報告書が公表されたのです。
また、違反だと認められたケースが670件もあるといわれています。
そこで今回は、かんぽ生命の不適切な販売について詳しく調べましたので、ぜひご覧ください。
- かんぽ生命の不適切な販売をわかりやすく教えて!
- かんぽ生命の不適切な販売の発覚の経緯とは
- かんぽ生命の不適切な販売はなぜバレた?
もくじ
かんぽ生命の不適切な販売をわかりやすく教えて!

かんぽ生命の不適切な販売を分かりやすく説明すると、顧客に不利益を与える販売をしたということです。
かんぽ生命の職員は、ノルマ・営業成績を重視されていたのです。
そのため、かんぽ生命の職員は、不適切な販売をしてしまったと言われています。
以下の2つが、かんぽ生命の不適切な販売の原因だと報道されました。
1、かんぽ生命の職員の利益のために保険料を二重支払いさせた
かんぽ生命には、
「契約期間が6ヶ月以内に解約。その後、新しい保険を契約してもらっても営業成績は半分になる」
というルールがあります。
そのため、二重支払いという不適切な販売をしたのです。
- 新しいかんぽ生命保険の契約をさせる
- 今のかんぽ生命保の契約を、6ヶ月以上経過するまで解約できないと言う
こうして、顧客である私たちに二重払いをさせていたのです。
2、かんぽ生命の職員の利益のために無保険期間を作らせた
もう1つのかんぽ生命保険のルールがあります。
「解約後3ヶ月以上の期間が空かなければ、新しい契約とはならないため、営業成績は半分になる」
というルールです。
そのために、かんぽ生命の職員は、無保険期間を作らせました。
- 今までのかんぽ生命保険の契約を切る
- 3ヶ月以上無保険の期間を作る
- 新しいかんぽ生命保険の契約をする
という流れになっています。
3ヶ月以上無保険の期間になるということを伝えていなかった可能性があるため、不適切と言われているのです。
かんぽ生命の不適切な販売の発覚の経緯とは
かんぽ生命の不適切な販売の発覚の経緯は、新聞社への密告です。
2018年8月に、ある郵便局員が西日本新聞社に、
- 暑中・残暑見舞いはがき「かもめ〜る」の販売ノルマが達成できないので、自分で購入するしかない状態である。
という内容を伝えました。
西日本新聞社がこの内容を報じたところ、他の郵便局員から続々と告発したのです。
告発を受け、西日本新聞社は懇々と報じ続けました。
その結果、「保険料の二重払い問題」に関する告発が届き、発覚したのです。
かんぽ生命の不適切な販売はなぜバレた?
かんぽ生命の不適切な販売がバレたきっかけは、西日本新聞社に具体的な密告をした郵便局員がいたためです。
匿名を条件に、不適切な販売の「手口」を伝えました。
その手口が非常に現実的だったため大々的に報道をし、不適切な販売が世間にバレてしまったのです。
不適切な販売の具体的な手口とはどういうもの?
- 数百万円単位のお金を、相続対策や節税と言い、保険契約に結びつける話法
- 貯蓄残高が多いと高齢者施設に入所できないため、かんぽ生命に移せば、資産隠しができて施設に入れると説明した
こういった具体的な手口で不適切な販売につなげていったのです。
身近にもあった?かんぽ生命の不適切ともいえる販売
実は私の母親も、かんぽ生命保険に加入しています。
加入する前に、かんぽ生命保険の社員には
5年で解約して良いと言っていました。
ですが、保険は終身保険なのです。
終身保険なのに、5年で解約して良いというのは不思議ですよね。
実際に、グレーゾーンの販売の話し方として
「2年後にまた考えましょう」と言って契約させたケースもあるのです。
我が家もそうなのでは?と思ってしまいました。
まとめ
- かんぽ生命の不適切な販売をわかりやすく言うと、顧客に二重払いをさせていた
- かんぽ生命の不適切な販売をわかりやすく言うと、顧客に無保険期間があった
- かんぽ生命の不適切な販売の発覚の経緯は、西日本新聞社への密告である
- かんぽ生命の不適切な販売は、西日本新聞社に具体的な手口を密告したことでバレた
かんぽ生命と聞くと、安心なイメージがありますよね。
ですが、実際に多くの方が被害に遭っていることが分かりました。
このかんぽ生命の不適切な販売ですが、まだ調査段階です。
被害件数はもっと多い可能性もあるといわれています。
今後の報道も、見逃せませんね。
以上、かんぽ生命の『不適切な販売』をわかりやすく!【発覚の経緯】なぜバレた?でした。