
知人の結婚式に参加。すると、まさかの知り合いが新郎しかいないという事態。
結婚式は新郎新婦はもちろん、出席者にとっても友達同士、思い出話や近況を語る楽しい時間。そこに、ポツンと居合わせてしまったら、どうすればいいのでしょう。
この記事では、結婚式に知り合いがいない時の過ごし方や未然防止策について紹介します。
欠席で断るのはタブーに感じられることもあるかもしれませんが、時期次第では決してそんなことはありません。
もくじ
結婚式に知り合いがいない!【体験談】
知り合いのいない結婚式の当事者になってしまうと、かなり地獄です。結婚式はまだしも、披露宴はさらに地獄。
先日、私は大学時代に、外部の団体で知り合い、仲良くなった友人(後輩)の結婚式に参加しました。私の人生でも一番と言っていいくらい可愛がってきた後輩からの結婚式の知らせ、迷うことなく二つ返事で回答をしました。
当然、新郎と私の間にも共通の仲間がいましたし、みんな参加するはずと考えていました。
しかし、結婚式が近くなってきて、久々に仲間にLINEをしてみると、みな揃って「行かない」との回答。これはマズイ。ただ、結婚式準備に忙しい新郎に
「もしかして〇〇(団体名)のヤツで来るのって、俺だけ?」
なんてことを聞くわけにもいきません。不安な気持ちのまま、当日会場へ。
受付で渡された披露宴の席を確認すると、新郎以外、知っている名前はなし。そして、私は新郎の高校時代の友人7人の席に一人、座るということになっていたのです。
結婚式に知り合いがいない!どう過ごす?
とりあえず、結婚式に座席指定は親族以外ほぼありませんから、安パイな席に座って過ごしました。問題はその後です。
自分は誰も知り合いがいない席に、そして私が放り込まれた席に座る7人は、青春時代の苦楽を共にし、さらに現在も繋がっている人たちです。
この状態こそ、「気まずい」という状態でした。どんな状況、空気が気まずいのか、いくつかのケースを紹介しましょう。
「え?誰?」という見えないメッセージ
私と同じ席に座った7人は、「え?誰だっけコイツ・・・」と間違いなく思っていたはずです。「もしかして〇〇?」「整形したのか?」なんて思っている人もいたでしょう。
そりゃそうですよ。私は全員初対面ですからね(笑)
写真撮影
披露宴中、席ごとに新郎新婦のもとへ行き、記念撮影をするということがありました。さて、どうしましょう。自分も写るべき?写らないべき?
そもそも立ち上がるべき?座ったままにしておくべき?
私は自分の存在を、両横にはカミングアウトした後での撮影だったので、
「まぁ一緒に行きましょう!〇〇(新郎の名前)の仲間なんですから!」
と言ってもらえましたが、本当に写真に入るのが正解だったのかは疑問です。それにしても、良いこと言ってくれたな、と今更感じます。
昔話に花が咲く!・・・のを聞くだけ
披露宴中、当然ですが、私が座ったテーブルでは、高校時代のエピソードに華が咲いていました。みんな楽しそうに「あった!あった!」と。
しかし、私には1つのエピソードも分かるわけもありません。一応頷いたり、笑ったりしてみましたが、完全な作り笑い。
年齢も違いますし、過ごしてきた環境も違いますから、笑いのツボも全然違うんですよね。だから
「その話、全然面白くないやん!」
なんて、言ってやりたかったですよ(笑)でも、できるはずもなく。およそ2時間の作り笑い。表情筋が相当鍛えられた気がします。
ビールは自分で注ぐ
友人同士は、「もっと飲め飲め」と。空いたグラスに次々にビールを注いでいきます。普段からも一緒に飲んでいて、飲むペースとは許容量とかが分かっているのでしょうね。
しかし、私のグラスは空になっても一向に注がれる気配はありません。向こうも気を遣っていたんだと思います。だから私は、自分で飲みたい時に飲みたいだけ注ぎました。
結婚式に友達がいない時、欠席で断るのはOK?
友達がいない結婚式は本当に辛いです。多分、私のように高校時代の友人7人という席にぶちこまれたら、どれだけコミュ力が高い人でも、参ってしまっちゃうと思います。
全員が私と同じ境遇で、誰も知り合いがいない者同士の席とかだったら、また話は違ったと思うんですがね。
ここからは、友達がいない結婚式の未然防止策、そして当日の心理的負担を少しでも緩和するための策を紹介します。
招待を受けた段階で確認する
結婚式は、その1か月半ほど前に招待状が届きます。その際、新郎新婦に対して、自分たちの仲間は誰を誘っているのか、確認しておくといいでしょう。
その回答により、友達が誰もいない可能性があるということを知ることができます。
招待状で欠席という回答を出すのは決して失礼に当たりません。ただ、出席者によって酸化不参加を決めたというのは、新郎新婦からの心証はあまり良くないかもしれません。
ちなみに、「出席」と回答した後に友達がいないことが分かり、「欠席」に変更するのは避けたいところです。
新郎新婦は招待状の返信具合から、準備を進めています。迷惑をかけてはいけません。
同席した人たちに最初にカミングアウトする
披露宴中、最もつらかったのが「コイツ誰だっけ?」という空気感です。話が盛り上がってくると、カミングアウトするタイミングも失ってしまいます。
そのため、テーブルに着いて早々、まだ会話がそんなに盛り上がっていない状況で自分は誰なのかを公表するのが賢明です。
相手側も事情が分かれば、「誰?」という嫌な空気感は出なくなります。
全員に対して発表するのが気が引けるという場合は、誰か一人にでもコソコソと伝えておくといいかもしれません。誰か一人でも事情を知ってくれているというのは、とても心強いものです。
「無」を決め込む
何をしても席替えができるわけではありません。ならばあえて、何も考えず「無」の状態を決め込むというのもありです。
余計なことを考えていても、精神的に負担が重くなるだけです。徹底的に「無」を決め込んでいれば、同じテーブルの人たちも、自分の存在をそのうち忘れてくれるでしょう。
しかし、場合によってはさらに変な空気を醸し出すという危険性もあります。「無」を決め込むという判断は慎重に。
まとめ
この記事では、結婚式に知り合いがいないという状況において、どうすべきか、以下のようにまとめました。
- 知り合いがいない結婚式は、率直に言って「地獄」です。
- 自分が何者なのかが相手に伝わらない限りは、非常に気まずい時間を過ごすことになります。
- 結婚式での孤独、気まずさを回避するために、未然予防策を講じることはとても重要です。
何度思い返してもつらかった(笑)もちろん、披露宴は感動しましたし、新郎に久しぶりに会えて直接祝福できたのは、嬉しかったですが。
一番キツかったのは、二次会の話をしている時ですね。みんながみんな、私を間接視野にも入れないように、変な方向を向いて話していた気がします(笑)
以上「結婚式に知り合いがいない!友達もいない時は欠席で断る?【ゲストの事例】」でした。