
あなたは子供や幼児にスマホを見せる親をどう思いますか?
YAHOO!ニュースにこんな記事がでてました。
「ぐずる子にスマホ、電車で非難・どうすれば親の叫び」
子供を持つ親として、スマホと子供の関わり方を気にしたことがある方も多いと思います。
というのも現代の親であればスマホを持っていて当たり前。
産まれてこの方、1度も幼児にスマホを見せた事がない親は極わずかだと思います。
かくいう私も5歳の娘を持つ親でして・・
そこで今回はスマホを子供にはやめさせるべきなのか?!
スマホが視力低下に関係するの?幼児への影響やメリットは?
親として気になる部分を調査しまとめました。
賛否両論、どうぞご覧ください!
スマホを見せているか
NHKの調査(2017年)によると、子供にスマホを見せている割合は78%だそうです。
個人的にはむしろ少ないと思ったくらいでした。
現代の生活スタイルからして、子供にスマホの存在を隠すのは不可能に近い。
特に幼児はスマホに興味を示しますよね。
※お酒やタバコには過度に興味示さないのに不思議です
うちは「見せている」
筆者には5歳の娘がおります。
ちなみに2歳のときパスコード解除を覚え、Youtubeを自ら操作して見ていました。
当時、スマホをやめさせるべき?という不安もありましたが、結果的に制限することなく見せてきました。
5歳の今でもYoutube大好きで、家でも出先でもスマホがあればとても静か。
ほっとけば3時間でも平気で集中します。
興味あるものを奪わない
なぜスマホを取り上げなかったかというと、その考えのひとつとなったのが
堀江貴文の著書「多動力」という本を読んだ事がきっかけでした。
大人向けのビジネス参考書ではありますが、
- 好きな事をとことんやる
- 夢中になるものを奪わない
という内容がありました。
これは例え子供のゲームであっても同じことです。
私は子供時代に「ゲームは1時間まで」とか決められたルールの中でやってきました。
でも本当にゲームが好きで子供時代に全国の子供に負けないほどやりこんでいたら、今頃大手のゲームメーカーで誰よりも稼いでいたかもしれません。
子供の好奇心をストップし、他の子と同じようにしようとするバランス型教育は万年平均点以下の子を育てる教育方法かもしれません。
※ちなみにいくらスマホ好きの娘でも、ほっておいたからといってご飯も食べず、寝ないでやるほど集中はしません。
ということで、スマホを子供に見せている派の筆者としてここから先の気になるポイントに移ります↓
幼児への影響
視力は低下するのか?
結論から言いますと、スマホそのものが視力を低下させるわけではありません。
矛盾するようですが、視力低下の要因のひとつには
「長時間同じものを見続けている=眼精疲労」
がありまして、スマホを長時間見続けることは眼精疲労の要因にもなるので注意が必要。
視力低下の要因は多岐に渡り、例えば外で日光を浴びることも視力低下要因となるようです。
では、「目が悪くなるから外では1時間しか遊んではだめ!」
という親はまずいませんね。
スマホにしろ、読書にしろ、日光にしろ長時間目に負担をかける行為には注意です。
長時間というと曖昧ですが、子供教育でおなじみ「ベネッセでは」
1日のゲームの時間は1時間を目安とし、30分経ったら10分くらい目を休ませるとよいでしょう。
引用元:ベネッセ教育情報サイト
と記載していました。
視力の観点からすれば、何時間も休まずスマホとにらめっこをしていなければ問題なさそうですね。
悪影響はあるのか?
- 睡眠障害
- コミュニケーション能力
- 学力低下
睡眠障害
寝る前の時間にスマホを見た場合に脳が興奮状態になり、睡眠の質が落ちると言われています。
大人もついついやってしまう寝る間際のテレビやスマホ。
子供は睡眠の質なんて当然考えていませんからスマホが見たい衝動で、寝る間際に「スマホかして~」もよくあります。
そこは一線を引いて、子供の眠りにはやっぱりスマホより絵本の読み聞かせの方が脳にも心にもよさそうです。
コミュニケーション能力
画面に向かって返事のないスマホを見続けるとコミュニケーション能力が低下すると唱える方もいます。
ただし調べてみると30分や1時間見たからといって、幼児のコミュニケーション能力に影響は出ないとの声も。
スマホを見せていて、親とのコミュニケーションもない状態ではいささか心配になりますが、
スマホは見るけど親や兄弟、お友達としっかりとコミュニケーションが取れていれば問題があるようには思えません。
学力低下
「脳トレ」などで有名な川島隆太・東北大学加齢医学研究所所長は、著書
の中で、スマホを1時間以上使用すると使った時間に応じて学力が低下すると書いています。
ただし、1時間未満のスマホ使用者は逆に成績がよかったとも・・
スマホ使用時間によって勉強時間が削られれば学力低下は理解できますが、スマホ=学力低下には無理があると思いませんか?
※学生時代優秀なクラスメイトは私より確実にゲームもテレビも見ていたのにおかしいなあ・・
「やりすぎはよくない」この言葉に尽きますね。
スマホを見せるメリット
- 幼児の知見が広がる
- 幼児の好奇心が養われる
知見が広がる
未就学児の場合は特にそうですが、親が与える知識量が子供の学習量に比例します。
たくさんの事を教えて上げたいと思っても親にも限界があるし、教えるべきことをすべて引き出せているかというと難しいですね。
そこでスマホではアプリやYouTubeが大変役に立ちました。
スマホで見るもの全ては世界中の大人が作ったものであって、知育アプリあたりは本当にこどもにわかりやすくおもしろい工夫がされています。
5歳にもなると、「その言葉どこで覚えたの?」「いつこんな字が書けるようになったの?」
の半分は幼稚園、半分はスマホといった具合に知見を得てくれています。
好奇心が養われる
これは特にYouTubeです。
YouTubeのキッズチャンネルにはテレビアニメとは違った世界があります。
家にあるおもちゃを使ってモノを作るチャンネルは子供も興味津々。
そんなチャンネルを見ると、あれやってみたい!これやってみたい!とスマホを見せては好奇心を爆発させています。
これは親にはなかなかできない事ですよ。
100万回以上再生されている動画です↑
キッズ系のチャンネルには100万、200万回と再生回数が多いものがたくさん。
やはり全国の子供達が見ている証拠ですよね!
幼児とスマホまとめ
ニュースに対してこれは言いたい
冒頭で取り上げたYAHOO!ニュース
「ぐずる子にスマホ、電車で非難・どうすれば親の叫び」
幼児をあやす道具としてスマホを使うと非難される・・という内容なのですが、
筆者はこのニュースをみて本記事を書こうと思いました。
スマホを見せる事自体が本当に「育児の手抜き」なのでしょうか?
手抜きはじゃない!!とは断言できませんが、
素直に手抜きだとしてもスマホを見せる事が悪なのか?そこに疑問を感じたからです。
もちろん見せるコンテンツに考慮するとしても、大人が使うスマホを子供にはだめ!
小説を見せて泣き止めば逆に褒められるの?
と文章に書きなぐると止まらないのでこの辺で心の叫びは終えることにします。
まとめ
それでは幼児【子供】にスマホはやめさせる?視力や悪影響、メリットは?!まとめです
個人的には幼児のスマホをやめさせる事は無いと思っています。
ただし、視力やコミュニケーションなどに悪影響が出ない範囲で楽しむ事を推奨します!
- 約80%が子供にスマホを見せている。
- 堀江貴文の本は子育てにも応用できる
- スマホを長時間見続けると視力低下の原因に
- スマホは1回1時間以内に抑える方が良い
- 寝る間際のスマホはやめさせる
- スマホ以外でコミュニケーションをしっかりとる
- 学習時間に影響するほどスマホを見させない
- スマホを通じて知見が広がる
- YouTubeは好奇心を育てる