
プロスケーターの織田信成が、監督を務めていた関西大学アイススケート部の退任を発表しました。
その理由は、スケートリンク内での「モラハラ」だったと本人が証言。
一体誰が織田信成にモラハラを働いたのか。
織田信成が関大のスケート部監督辞任に追い込まれた理由、どのような嫌がらせを受け、何をされたのか、調べていこうと思います。
織田信成にモラハラをしたのは誰?
2019年9月29日、織田信成が自身のブログで大学側から嫌がらせやモラハラを受けていたことを告白しました。
織田信成と言えば、9月9日に関大アイススケート部の監督を辞任。関大側はその時、「多忙」が理由であることを発表。
約3週間後に、織田信成が「多忙による辞任」を否定することになったのです。
織田信成のブログを受け、関大側も9月30日に即座に反応。以下のような文書を公表しました。

文書によれば、「指導方法をめぐって意見に相違があった」とのこと。
7月ごろに織田信成から大学側に指導方法について、強い要望があったものの、関大側は「総合的に見て要望を受け入れることが妥当ではない」と判断した、とも述べられています。
構図としては、「織田信成 VS 特定の誰か」というよりは、「織田信成 VS 関西大学」という形だったのではないでしょうか。
関大の職員としても、組織の決定に従わないわけにはいかないから、織田信成の肩をもつこともできない。
その結果として、職員全体に織田信成に冷たく接するようになった、ということが考えられますね。
※2019年10月3日追記
宮原知子や紀平里香といったスケーターを輩出した濱田美栄コーチとの対立があったと、関大関係者が明らかにしました。
濱田氏本人は、「週刊文春」の取材に対して、自身のモラハラ疑惑を否定はしていますが、実際のところはどうなのでしょう。
※11月18日 織田信成が濱田美栄コーチを提訴で1100万円を求める
→濱田美栄コーチの実力と評判|若い頃の画像やクラッシャー【織田信成モラハラ】
→織田信成のモラハラ内容【具体的には】行為はいつからで症状は?
織田信成が関大の監督辞任|その理由
織田信成も公言している通り、モラハラ、そしてそれに伴う体調不良、他の仕事への影響が今回の監督辞任の背景にあります。
すでに述べた通り「指導方針の不一致」があったことは間違いありません。
また、以下の2点も気になるポイント。
- 大学側は当初織田信成の辞任理由を「多忙」と報じたこと(織田信成は、大学側との話し合いの中で「多忙」を訴えたことは一度もない)
- 大学側は強く慰留したというような報道があるが、実際に織田信成が辞任を申し出ると、二つ返事で承諾されたこと
これまでの報道から察するに、両者の関係はあまりうまくいっていなかったことは明白です。
織田信成としては、辞任の理由はせめて前向きなものにしてほしいと関大側にお願いをしたようですが、それも却下され「多忙」が理由とされました。
どちらの意見が真実を述べているかは分かりませんが、「個人 VS 組織」という構図になった時に、より信憑性が高いのは個人の意見であることが多いもの。
もちろん、個人の主観による部分もありますが、織田信成が教え子が待つリンクに行くのに行けなくなるほど、精神的苦痛を感じていたというのが、最も大きな理由でしょう。
本人も「体調がすぐれないまま監督を続けるのは厳しい」とコメントしています。
織田信成が受けた嫌がらせ 具体的に何された?
織田信成がどのような嫌がらせを関大側から受けたのか、その具体的な内容については、明らかになっていません。
考えられる内容としては、
- 腫れ物に触るような接し方があった
- 大小問わず織田信成の意見が一切決裁を通らなくなった
- 懇親会に呼ばれなくなった(織田信成の都合が悪い日ばかりに開催されるようになった)
- 契約条件が大幅に改悪された
といったことでしょうか。
このご時世ですから、おそらく、集団によるイジメや誰が見てもわかるような嫌がらせというのはなかったのではないかと思います。
関大の職員の多くは、自己保身のためには、織田信成の肩をもつよりは、関大側の意向に従うことが賢明と考え、織田信成への接し方を変えていた可能性もあります。
本当は織田信成派という人間もいたかもしれません。事態が深刻化すれば、そういった人からのリークもあるかもしれませんね。
大きな組織あるあるで、箝口令が敷かれているという可能性も十分考えられますが。
まとめ
この記事では、織田信成のモラハラ騒動について、以下の通りまとめました。
- 織田信成は関大スケート部の監督を辞任した理由が「モラハラ」だったことを自身のブログで公表しました。
- 一連の報道から、織田信成と関大に大きな意見の対立があったことが伺えます。
- 織田信成が受けた具体的な嫌がらせの内容は明らかになっていません。
関西大学は織田信成にとって、自身を一流のスケーターに育ててくれた母校だけに、内心忸怩たる思いがあるのでしょう。
また、日本のスケート界においても功労者ともいえる存在だけに、この騒動は残念でなりませんね。
関大監督の職は退いても、次世代のスケーター育成のために、引き続き織田信成には頑張ってもらいたいです。
以上「織田信成にモラハラは誰?関大で監督辞任の理由!嫌がらせで何された?」でした。