子育て

陣痛促進剤と自然陣痛どっちが痛い?リスクは?初産の経験から伝えたいこと

神奈川県の産婦人科で出産をした29歳の川島美沙さんが出産後に赤ちゃんを抱くことなく帰らぬ人となった事件で、陣痛促進剤の存在が注目されています。

今回の事故では陣痛促進剤が適切に使用されなかった、出血に対して適切な措置がされなかったとありました。

そこで5年前に陣痛促進剤を使い妻が出産した状況を思い出しながらあらためて陣痛促進剤のリスクなどを調べてみました。

陣痛促進剤と使うと自然陣痛より痛いと言われますがどっちが痛いの?

※こちらは専門医師の記事ではありません、陣痛促進剤を使用した出産の様子を振り返ったものでありますので医学的な記述は個人が調べたものであることをご理解くださいね。

陣痛促進剤を使うのはなぜ?

妊娠を経験したことが無い方や、自然陣痛で赤ちゃんを産んでいる方は陣痛促進剤の存在自体知らない人がいるかもしれません。

陣痛促進剤を使うのはこんなケースがあります。

  1. 過期産にならないようにする
  2. 早期破水
  3. 母体の衰弱

①の過期産にならないようにするというのは、出産予定日を1週間以上も過ぎているのに陣痛がこない場合、それ以上お腹にいると母子共に危険であると判断し陣痛を促します。

②は早期破水で陣痛よりも先に破水してしまった場合、子宮内の感染症を防ぐため陣痛を促進します

③母体衰弱は文字通りママの体力が弱まり陣痛が弱い場合に陣痛促進剤を使います。

いずれにしても「早く」赤ちゃんを出したい場合に陣痛促進剤を使うんですね。

陣痛促進剤と自然分娩どっちが痛い?

陣痛促進剤を使うと自然分娩に比べて陣痛の痛みが強いから辛い。

こんな風に言われています。あなたも聞いたことがありますか?

ところが医師監修の情報を調査すると、実はこの情報に根拠はなし。陣痛促進剤を使ったからといって痛みが強くなるわけではないそうです。

ちなみに筆者の妻も陣痛促進剤を早期破水で使い、立会いだったのでその時の様子を鮮明に覚えています。

陣痛促進剤を追加投与して効き目が目にみえた

私の妻ですが、5年前の出産予定月に一緒に自宅で寝ていると夜中に飛び起きて

「破水した!」

と慌てて病院に車を走らせました。

初産だったし破水自体が良いことなのか悪いことなのかわからずパニック状態で病院に駆け込んだ記憶があります。

病院につくとあっさり入院ですねと促され、いよいよ産まれるんだと思うも待てど暮せど陣痛は起こらず。

翌朝から陣痛促進剤を投与することになりました。

確か午前中とお昼に追加投与したと思います。1回目はまだまだ冗談を言い合えるくらい痛みも少なく、ぶっちゃけ分娩てこんなものかと思ったほど。

しかしお昼に投与してそれが効きはじめた瞬間から冷や汗が止まりませんでした・・

お昼に「促進剤を追加します」と点滴に薬を入れてから胎動を示す?ピコンピコンというモニターが激しくなり、

ピコンピコンには数字が付いていたのですが正常時は40くらいの数字で陣痛に合わせて50..60..70..と数字が上がっていくんです。

しかも痛みよりも先に数字があがり、数字に合わせて妻が叫ぶ感じ。

私はモニターを見ていたので「来るよ来るよ!」なんて声をかけていました。

数字が何を意味するか知りませんが100くらいの数字でベッドの策を両手で握りしめのけぞるように我慢しています。

病室に響き渡る叫び声をあげて。

そして陣痛促進剤を入れた1時間後には、数字が150とか200近くなって会話もできない状態になっていました。

会話どころか痛みで嘔吐したり弱った子犬のように舌をだしてグッタリしています。

相変わらず私には陣痛が起こる瞬間が数字で見えていましたが、妻は150も超えると痙攣を起こすような仕草で痛みに耐え、それが3分おきとかで繰り返します。

「もう帝王切開にしたほうがいいんじゃないか?」

素人目に私にはそう思えたので看護師さんにあとどのくらいこんな状態が続くのか?もう産まれるんですよね?と聞くと、

「たぶんあと8時間くらいかな」単調に言われ愕然としました。

3分起きにおこる意識が飛ぶような地獄の痛みがあと8時間。

結局本当に8時間以上その状態が続き夜8時すぎに娘が誕生したのでした。

こんな経験から陣痛促進剤は自然分娩よりも痛いというのは身をもって体感したつもりでしたが、

情報を探ると、陣痛促進剤は「急激な痛み」が起こることから自然分娩に比べて痛いように感じるが痛みの強さは変わらないということです。

【医療監修】陣痛促進剤を使うと自然な陣痛より痛みが増すって本当?先輩ママの体験談

↑こちらにそう書いてあります。

そして痛みの度合いをチェックしながら陣痛促進剤の量を決めるらしいですが、「痛み」ってどんな風に判断するんでしょうね?

陣痛促進剤のリスク

神奈川県の病院で陣痛促進剤を投与された後出産し、その後出血多量が原因で死亡してしまったニュースをみてあらためて陣痛促進剤のリスクを調べてみました。

私の妻も陣痛促進剤を使っていたのであの時もしもと想像したら本当に恐怖です。

薬は必ず副作用があり、万物が安全に使えるものでないことはわかっています。

陣痛促進剤についてリスクを調べると、

  • 子宮破裂
  • 脳性まひ
  • 胎児仮死

このような事例が起きていて、「陣痛促進剤による被害を考える会」という団体もあるくらいでした。

子宮破裂に関しては母体側への薬の影響で、やはり過剰投与によるものが原因。

脳性まひや胎児仮死は陣痛促進剤を使っていなくてもありますが、発生した子のお産を調べると陣痛促進剤を使っていたケースがあることから因果関係を問われています。

陣痛促進剤自体はそもそも母子共に救うための薬ですから使う事自体が悪だと決めつけるのは危険だと思いますが、

症例や副作用を知るとやはり怖いものです。

陣痛促進剤は効き目をみながら継続的に投与する特徴があり、過去にはもう必要がないのに機械的に継続投与され死亡した事例もありました。

私自身の経験を振り返っても、陣痛促進剤の存在も知らないで分娩に望むより、

医療関係者でなくても陣痛促進剤を使うリスクについて把握したり、過剰投与は危険だという知識をもった上で同意書にサインしたり質疑をすることも事故を防ぐひとつかなと思います。

これから出産されるすべてのパパ・ママには今回のニュースには関心を持ち、頭の片隅に陣痛促進剤の過剰投与は危険だということを入れておいてほしいものです。

陣痛促進剤と自然陣痛どっちが痛い?リスクは?まとめ

  1. 自然分娩より陣痛促進剤を使った方が痛いという根拠はない
  2. 体が痛みに慣れていない状態で急激に陣痛が起こることで痛いと言われている
  3. 陣痛促進剤の過剰投与による事故が過去におきている
  4. 陣痛促進剤には子宮破裂や脳性まひや胎児仮死などのリスクがある

ありきたりな文章ですが、出産に立ち会った経験から出産は本当に命がけであのときの妻の頑張りには頭があがりません。

男性には理解できない壮絶な痛みに耐えて我が子を産んでくれたことには感謝しかないですね。

(普段はそんな感謝の意を見せていませんが・・)

陣痛促進剤を使って出産をする方は今この瞬間にもたくさんいるし不安もあると思いますが、

出産に携わる医者だけでなく、父親と母親が陣痛促進剤の過剰投与はリスクがあると理解しているだけでも事故が未然に防げるかもしれません。

医者も人間、看護師も人間、所詮は毎日の仕事ですから失敗がゼロなんてありえません。

悲しい事故が二度と起きないように考えるのは病院だけではないですよ。

関連

川島美沙の産婦人科はどこ?画像「心臓止まってるけど」促進剤のルール違反とは