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タイ軍政批判のラップ【動画】が凄すぎ。歌詞に批判も「俺の国」とは?

タイ軍批判ラップ引用元:https://bit.ly/2CDgVDf

タイのバンコクで市民ら200人が集まってタイの軍事政権を批判する抗議がありました。

そこで話題になったのがタイ軍政を批判する「ラップ」

タイには軍政批判をラップにして歌い世界的に大ヒットしたグループがいてこの抗議にも参加したそうです。

あなたはタイ軍政の批判ラップの動画をもう見ましたか??

なんと動画視聴回数は驚きの4900万回超え。

そこでタイ軍政治批判ラップを歌ったのは一体どんなグループ?話題の動画、ミュージックビデオは?そしてヒットしたラップの歌詞を調査しました!

タイについて詳しくないあなたもこの記事を見たらなんとなく把握できるかも。

それでは早速見てみましょう!

 

タイ軍政批判を歌うラップグループ

RAP AGAINST DICTATORSHIP

グループ名を直訳すると「独裁に反するラップ」

通称「RAD」

話題となった代表曲は「プラテート・クー・ミー(俺の国には)」、冒頭で書いた通りYouTubeでは4900万回再生と各国で大きな話題を呼んだ作品。

動画と歌詞(記事下にあります)を見れば、タイの国民ならハッとするようなメッセージ性の強いラップだということが日本人でも理解できます。

タイの軍事的独裁政権下で起きたさまざまな出来事をメンバーが代わる代わるに歌っていくミュージックビデオには思わずも惹き込まれること間違いなし。

タイ軍政批判のラップの動画

動画のイメージ

ラッパーが一般市民をイメージした観衆の中心で、代わる代わるラップをつなぐ。

日本語字幕つきなのでタイのことを知らなくても十分、というか怖いくらいに強烈なメッセージ性を突きつけられる構成になっています。

序盤は「お前たち知らねえだろ」の言葉をきっかけにタイの昨今の状況を投げかけ、

映像の後半には木に吊るされた男を痛めつけるシーンも、これは過去タイで起きた「血の水曜日事件」を象徴するもの。

タイのこの事件を象徴する写真掲載がこちら(ショッキングなので注意)
この写真で怖いと感じたのは椅子のようなものを振りかざす男の回りの観衆の顔が高揚している、さらに見ている幼いこどもまでも笑みを浮かべているところですね。

※記事はこのラップに関する政治的背景をわかりやすくまとめてありますので深く知りたい方はぜひ。

あっちなみに動画はモノクロで怪しいけど全然ショッキングではありませんので安心して見てください

政府の批判、動画を拡散でも逮捕!と言い出した??

軍事政権下のタイでそもそもアーティストが国を批判する動画をアップして大丈夫なの?

という疑問ですが、実際にタイ警察テクノロジー犯罪取締部が動いたようです。

公開当初には、動画をアップしたアーティスト、更には動画を拡散したり視聴した者まで罪に問われる可能性があると言い出した。

動画を見たあとだから更に思うのが、日本なら法に抵触していなければ許される問題もタイだと権力でねじ伏せられる怖さがありますね。

ですがこの件は、話題の動画がiTunesで1位を獲得し、またたくまにタイのtwitterのトレンド入り。

そこまで話題となってしまったものを強引に取り締まることはできなかたようで、「法に抵触する証拠はない、歌っても、聴いても、シェアしても罪には問われない」と警察側の発言を撤回したそうです。

タイ軍政批判のラップの歌詞

お前たちしらないだろ

このクソみたいな国になにがるのか

俺たち全員で教えてやるよ

ライフルでやられたヒョウが崩れ落ちる国

道徳ばかり気にして犯罪率はエッフェル塔より高い国

法律が聖書にも仏法にも勝てない国

善き人々がアイドルとして讃えられる国

裁判官の宿舎が国立公園に立つ国

首都のど真ん中が虐殺の現場になった国

リーダー達が公共事業の甘い汁を吸う国

 

俺の国には・・俺の国には・・

調査もないまま汚職がなくなった国

大臣が死体の時計を身につける国

議会が軍人の居間になった国

軍隊が憲法を足蹴にする国

芸術家が反乱者のふりをする国

反乱者が政治家の権力に怯える国

反乱者がアリの群れみたいに政府に従う国

 

俺の国には・・俺の国には・・

スーツをまとった人が言葉とウィンクだけで何もしない国

制作に踊らされた貧乏人が30バーツ保険制度がなく死んで行く国

野生のヒョウを刺し身みたいに食う力強い国

誰がやったかわからないからとりあえずおれはやってない

人を殺しても金があれば裁判で助かる国

法律がルフィの腕より伸びちゃう国

人は言い続ける善きことをせよ善きことをせよ

 

俺の国には・・俺の国には・・

銃口が喉仏に突きつけられる国

自由を謳いながら選ぶ権利のない国

口から出かかってるのに罵れない国

てめえのしたことを首脳達が覗く国

主権が悪人どもに奪われた国

真実を咥えるか銃弾を咥えるか選ばないと行けない国

強者が弱者を食い散らしクソ共が撃ちまくる国

 

俺の国には・・俺の国には・・

誰も政府を批判する勇気を持てない国

警察が人を脅すために法律がある国

考えのある人は揃って寝たふりをしなければならない国

てめえがここにいたくなくてもとにかくここにいなきゃいけない

人が本を読まない特に国のトップが読まない国

牢屋で寝たくなかったら黙ってろと言われる国

階級持ちのやつらはどんな不正でもあっさり切り抜ける国

 

俺の国には・・俺の国には・・

政党が二極に分断されちまった国

市民が二派に分断されちまった国

二極のデモで人が死んだ 死んだ 死んだ国

二派の人々が軍を恐れ 恐れ 恐れる国

4年経ったぜクロ野郎まだ選挙がない国

自由の国?お前にだって選べるだって?クソ野郎

首相ですら軍に選んでもらう国

 

俺の国には・・俺の国には・・

予算が見積もりを超えて使い放題の国

公務員の家に金が隠れた絶望的な国

国のトップが結構うざい国

法律があってもマシンガンを乱射する国

人々は幸福そうに井の中に暮らす国

軍靴の下で4年すぎ誰も議会を歩かない

なんて呆れた国だよ言わなくてもわかってる

 

俺の国には・・俺の国には・・

常識以外のあらゆる物が揃った国

思いつくままの呪文みたいに金で全てが回る国

時が流れ悪の光を放つ宝石の結晶となる

理子の石碑に群がる猿の群れみたいに有難がる

脳が空っぽのバカになるほど酔いつぶれて反応もできない

正しさに無関心になって畜生共がますます傲慢になるのをほおっておく

闇と恐怖ですべてを統治する

 

俺の国には・・俺の国には・・

準備はできたか?準備ができたらあいつらに中指を立てて俺たちと一緒に立ち向かおう

すげえいい感じでめっちゃ長く続く国

かりそめの権威が搾取して噂になるほど嫌われた

制裁を受けてあらゆる場所で人が苦しむ国

悪魔の体でクーデターをおこし人がただ耐え忍ぶ国

夜中にデモ隊に銃弾を撃ち込む国

法律はあるけど神聖じゃないもう破滅の国

繁殖して税金食うのばっかに夢中な国

 

俺の国には・・俺の国には・・

法律を言い訳にかえる呪文訳を使える国

希望を上半身に貧乏を下半身にまとう国

耳がふさがって隙間にいる市民の声が聞こえない国

どいつもこいつも言いっぱなしどいつもこいつも聞きっぱなし

テストに受かって儲けるためにどいつもこいつも争って答える

どいつもこいつも金が好きな国

偽物の契約を銃身に装填して体制を愛せという国

答えの代わりに椅子を配る国 見りゃわかるだろ日付を数えてんだから

俺の国には・・俺の国には・・

ミュージックビデオの最後には起筆メッセージ

市民の分断こそ独裁を望む政府の最後の手段だ

そういった事が起きれば市民の力はすべてが奪われる

政府が引き起こした犯罪 犠牲となったすべての命に捧ぐ

歌詞内のフレーズの要約

ライフルとヒョウ

タイの大手ゼネコンのCEOらが、ライフルや銃の所持違反および黒ヒョウなどを密漁したことが判明し逮捕された事件。

しかし多額の保釈金を支払い数日後にはあっさり保釈。

すでに裁判も捜査も進まず、「富裕層が優遇される」を象徴したもの。

大臣が死体の時計を身につける国

軍事政権のナンバー2であるプラウィット・ウォンスワン副首相が高級腕時計を多数保持していることが話題となり、汚職問題へと発展。

しかし「腕時計は死んだ友人からもらった」と詳細を明らかにせず、結局汚職捜査も進まない、権力で事実を闇に葬ったことを象徴している。

誰も政府を批判する勇気をもてない国

軍事政権は、500を超える布告・命令によって、意見を異にする者に出頭命令を出したり、5人以上の政治的集会を事実上禁止したりすることができる。

またタイでは刑法やコンピューター関連犯罪法などで、市民の自由が完全に制限されている、私は戦時中に生きていなかったけど、書籍で読むと第二次世界大戦中の日本はこれに近かったのだろうか?

日本軍は絶対で、逆らえば非国民と言われ制圧される。間違っていなければこうした人権侵害とも言える国による国民の支配を象徴しています。

タイ ラップ wiki

最後に、これだけは言わせて。

筆者は政治的背景に詳しいジャーナリストでもなんでもないので、

今回この動画を見る時は「ラップで政権批判ってなんかかっこよさそうだな」と調べていったわけです。

ショッキングな写真やタイの数十年も歴史を読み改めてこの「タイ軍政批判ラップ」の勇気とかいち国民の強さを感じました。

ちなみに「タイ ラップ wiki」で調べると一番始めには結束バンドのページが出るので十分注意しましょう。

タイ政権批判ラップまとめ

タイの軍政批判ラップを見てあなたはどう思いましたか?

私はよその遠い国で苦しんでいる人がいるんだな、と思う一方で日本はどうなんだろう?

彼らがいうように、井の中にいる1人として今の日本のおかしさに気づかない、気づけない人間になってないか?と思ってしまいました。

とはいえ、何度財布を落としてもしっかり満額で手元に戻る素晴らしい国民でなりたっている日本。しばらくは他国の眺め自分の幸せに感謝して生きたいと思います。

それではタイ軍政批判のラップ【動画】が凄すぎ。歌詞に批判も「俺の国」とは?まとめ

  1. タイ軍政批判ラップグループは
    RAP AGAINST DICTATORSHIP
  2. MV動画はYouTube再生回数が4900万回を超えている
  3. 代表曲は「プラテート・クー・ミー(俺の国には)」
  4. 2014年のクーデター以後の軍事政権を批判したラップ動画
  5. タイでは一時、アーティストおよび拡散するなどした関係者で逮捕者を出すといい警察が動いた
  6. 人気爆発によりタイ警察は楽曲を認めざるを得なかった
  7. タイでは市民を交えた抗議デモにグループが参加している
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