子育て

親の体罰はどこからどこまで?【体罰禁止規定】で親のしつけは虐待か

厚生労働省は児童虐待防止法や児童福祉法の改正案に、親による体罰禁止の規定を盛り込むことを検討

虐待やしつけといったワードが飛び交う悲しい日本ですが、本格的に「法」により親の体罰をなくし子供を守ろうとする動きがあるようです。

児童虐待防止法も「必要な範囲を超えて懲戒してはならない」とあり、

親としては今後「法」で定められるとなった場合、体罰はどこからどこまでを体罰とするのか?が疑問に思うところです。

しつけ・体罰・虐待の線引きはどのように考えればいいのでしょう?

虐待逮捕者の「しつけ」という言い逃れ

2018年3月には目黒で船戸結愛ちゃんが血縁関係のない父親に「しつけ」と称した虐待を受け亡くなった。

この事件では大学ノートに

「パパとママにいわれなくてもしっかりとじふんからもっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるしてくださいおねがいしますほんとうにおなじことはしません ゆるして」

「きのうぜんぜんできなかったこと これまでまいにちやっていたことをなおす これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだから もうぜったいやらないからね ぜったいやくそくします」

と結愛ちゃんの生存時の悲痛なメッセージが書かれていたことも記憶に新しい。

この父親は過度なダイエットをさせたり早朝から勉強を強要するなど異常な「しつけ」を行っていた。

もちろんこんなものは「しつけ」と呼んではならないが実際の証言がしつけであれば親の弁護理由になはなるだろう。

そして2019年1月には野田市の小学4年の栗原心愛(みあ)ちゃんが実の父親から「しつけ」と称し、

夜に叩き起こされたり、冷水をかけられる、食事を与えないなどの虐待でこの世を去ってしまった。

こうした事件もすべて亡くなってから虐待という名がつくだけで親の主張として「しつけ」と馬鹿げた意見が発せられています。

体罰禁止はどこからどこまで?

悲惨な虐待死のニュースを見ると、即座に「親が子供に手を出してはいけない」そう強く思う。

筆者も子育て世代として、子供に手をあげたことは「ほとんどない」

というのも、食事の時のしつけや、日常生活において過去に一度も叩いたり小突いたことがないかと言われればそこまで徹底はできていない。

あなたの家庭はどうだろうか?

私自身、正直親から殴られたことは1.2回しか記憶になく、よく体育会系の人間が「昔は殴られるのなんて当たり前」「部活じゃいつもやられてた」

なんて声を聞くと気持ちが悪いなとも感じるほど。

そんな自分でさえ子供に対して一度や二度は軽く手を出してしまったことがある。(手を出したといえないレベルかもしれないが・・)

手をあげることにレベルという表現はおかしいかもしれませんが、体罰とはどこからどこまでを意味するのでしょうか。

ネットでは今回の体罰規制のニュースにこんな声があがっています

「どこまでの体罰で線を引くのが難しい問題じゃないかな?
ある情報によると、厳しく叩かれてきたからこそ怒られ上手になって、今思うと感謝している人もいるしね。」

「全く叱られないで育った人は、
性格が異常で嘘ばっかりついてみんなから嫌われる人間になったと言うのもあるね。」

「法律で禁止をうたってもそれ自身は単なる文字の羅列。
それで子供を守れるなら、飲酒運転も無くなるはずでしょ!違法駐車も無く道路はすっきりとしているはず。」

「体罰容認派が多いのはビックリ。
大人の社会だと自分の言うこと聞かないからといって部下や後輩を殴ったら警察行き。前科がつく。大人の社会と同じにするということでしょ。」

「保護者は自分の子供に忖度しないといけない時代なのか?
体罰という規定はなんだ?」

私自身この声を見て、正直おどろきました。

最近の虐待のニュースを見ていて、生活に支障を感じるほど心が悲しみ、心愛ちゃんの辛さを思うと私自身、夜風呂に入る時には

「今冷水を浴びたら」と想像し、風邪で寝込んでも「今叩き起こされて暴力を受けたら・・」と思うようになっていました。

そんな中、このニュースを見た時「国民は大賛成するだろう」と思っていた。

ですが実際には体罰を容認すようなコメントもちらほら。やはり日本は体罰をしてこどもを前に向かせる「しつけ」が根付いているようにも感じます。

どこからどこまで?という問題ではなく、一切手をあげることを禁止としなければ、抑止力はないのかもしれません。

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海外での体罰禁止

国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」によると、体罰を法律で禁止する国はスウェーデン、ドイツ、フィンランドなど54カ国に上るようです。

すでに世界の国々ではこのように法律で子供への体罰を禁止している国が存在します。

アメリカの虐待に対する法律は日本の何倍も厳しいことで知られていますが、それでも虐待被害がなくなるわけではありません。

セーブ・ザ・チルドレンによると世界では5分に1人が子どもたちが被害を受け亡くなっているとしています。

国内ニュースだけに目を通すと子供の虐待は日本の政治や生活環境、経済状態が引き起こす日本独自の問題のように錯覚します。

しかし例えは悪いかもしれませんが、オスライオンが群れの子供に狙いを定め全滅させる習性があるように、

わたしたち「親」はいつ子供に手をあげるか?その瞬間は自分自身で制御するのは、まして国民全員が制御するのは非常に難しいことなのかもしれません。

法律以外でのしつけ活動を知る

私自身はじめて知りましたが、「ポジティブ・ディシプリン」という子育て支援があるようです。

これは「しつけ」の中で手をあげたり怒鳴ったりしないように親が学ぶプログラムとなっています。

「体罰禁止法」が制定されれば、ある程度の虐待抑止力にはなるかもしれませんが、「法律だから手を出してはいけない」

いや、そうではありませんよね?

わたしたちが「それやったら怒られるよ!」と子供に教えるのはよくない。とされているように、

親も法律に縛られなくとも子供にむやみに手をあげることがなくなるよう、根本的な見直しをしていく必要があるでしょう。

個人的には、1人でも悲しい運命から救うことを願い今回の「体罰規制」はおおいに賛成です。

国民一丸となって、これまで犠牲になったあの子達のことを思うときではないでしょうか。

体罰禁止法:体罰はどこからどこまで?まとめ

  1. 厚生労働省は児童虐待防止法や児童福祉法の改正案に、親による体罰禁止の規定を盛り込むことを検討
  2. 虐待事件では加害者の親が決まって「しつけ」と称して体罰をしている
  3. 体罰禁止に対する声は賛否両論
  4. 体罰としつけの線引きが難しい
  5. 少なからず多少の体罰はやむを得ないとする声も聞こえる

子育てには完璧や正解はありませんよね、だからこそ事件が起きても「しつけ」という逃げ道があるのです。

厳しい親、甘い親、無関心な親、たくさんの親がいる中で、未来ある子供が運命を絶たれないようにするためには「法」の力をかりるしかないのでしょうか。

今日この瞬間にもどこかの子供が泣き叫んでいるかもしれません。

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