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体罰の法律的見解は?罰則はまさかのなし!学校や家庭内はどう変わる?


先日SNS上で、体罰に関する衝撃的な動画が拡散されました。

男子生徒が教師と思われる男性に、ぶたれて吹っ飛ぶというもの。

この動画は別の生徒が隠し撮りをしたものと思われるのですが、

このことから「教師が体罰をする様子を撮りたくてわざと男子生徒が煽っているのでは?」との見方もありました。

ただ、理由はどうあれ度が過ぎる体罰はいかがなものかとされる意見もあります。

教師が体罰を与えることで法律的に罰則を受けることはあるのでしょうか?

また、家庭内での「しつけ」と「体罰(虐待)」はどのように線引きされるべきなのでしょうか?

「体罰」は法律的に罰則を受ける?

このご時世、体罰に関しては様々な見解があります。

その意見は一度置いておくことにして…

まずは法律的な観点から、学校現場での「体罰」につて見ていきたいと思います。

実は体罰というのは、「学校教育法」という法律の11条で明確に禁止されています。

そして、以下のような責任が問われると表記されているのです。

  • 行政上の責任
  • 民事上の責任
  • 刑事上の責任

民事上・刑事上の責任というのはなんとなく分かることかと思います。

行政上の責任というのは、懲戒処分の対象となるような場合を言います。

学校現場で「体罰」になるのはどんなとき?

ただ難しいのは「指導」と体罰の線引きです。

学校教育法11条のなかで、「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。」と記されています。

つまり、ある一定の限度を越えなければ教育的には体罰が必要であるということが認められているということですね。

では、その越えてはならない限度とは、どの程度のものを言うのでしょう。

端的に言えば「身体的な懲戒」ということになります。

殴ったり蹴ったりというのは当然越えてはならない懲戒ということになりますが、

廊下で長時間立たせる、正座させるなんていうことも「身体的な懲戒」=「体罰」になってしまうのです。

ちょっと前の時代なら、悪いことをして廊下に立たされるなんてことは当たり前にされていたことだったはずなのですが、今のご時世ではこれでも体罰扱いになるんですね。

家庭でのしつけ名目の「体罰」もだめ

最近よくニュースで見かけるのが児童虐待の事件。

親たちは決まって「しつけのつもりだった」などと弁解していますが、このしつけと銘打って体罰を受けたことで命を奪われてしまったこどもたちが多くいることも事実。

この場合は親が罰せられて当然のことと言えると思うのですが、それと同時に親として悩むのが「どこまでしていいのか」ということ。

こどもが悪いことをしたら叱るのは当然のことですし、それが親としての務めだと思っています。

どの親にも体罰の可能性はある

我が子が何度言って聞かせても誤った事をしてつい叩きそうになってしまった、叩いてしまったという親はたくさんいるはずです。

はっきり言って「しつけ」が目的だけでなくギャーギャー泣きわめいたり、こちらが参っているときにわめかれると本気でイライラしてつい手が出そうになるものです。

ところが、これも教育現場と同じで越えてはいけないラインを越えてしまった時点で、それはしつけではなく「体罰」になってしまうのです。

最近の虐待に関する悲しい事件を受けて、児童虐待防止法・児童福祉法の改正案が閣議決定されました。

そこにははっきりと、「親権者らによるしつけ名目での体罰禁止」ということも明記されたのです。

正直なところ、家庭内での「体罰」というのは線引きが難しいところではあると思います。

ただ、第三者から見て「体罰」だと判断され通報されてしまった場合には親御さんが逮捕される可能性もありますし、それと同時にこどもが児童相談所に保護されることになるでしょう。

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体罰に罰則なし

個人的には首をかしげるばかりですが、

改正案は「児童のしつけに際して体罰を加えてはならない」と明記、親や児童福祉施設長らの体罰を禁ずるもの。

ですが今回の改正案に罰則なないとのことです。

法改正により体罰という名の虐待がなくなるかと思いきや罰則なしではいかがなものでしょうか?

飲酒運転もシートベルトも道交法は罰金が軒並み高くなるなど厳しさを増すことで犯罪を抑えようとしています。

もちろん虐待とは無縁の我が子を当たり前に愛し、育てている親にとってはばかばかしい法律に感じるかもしれません。

それでもこれまでに犠牲になった子達を思うと世の中には「しつけ」と称して憂さ晴らしをする鬼がいるのも事実。

罰則なしは意外でしたが、国全体でこどもを守る取り組みが強まることを願います。

体罰の法律的見解は?罰則はまさかのなし!学校や家庭内はどう変わる?まとめ

  1. 学校現場での「体罰」は、学校教育法という法律の11条のなかで禁止されている
  2. 行政・民事・刑事上で責任を問われ、罰則を受けることになる
  3. 学校現場で「体罰」が認められるのは殴ったり長時間立たせるなどの「身体的な懲戒」を与えた時
  4. 先ごろ児童虐待防止法・児童福祉法の改正案が閣議決定され「親権者らによる体罰禁止」が明記されることとなった

最近になって、学校現場でも家庭内でも「体罰(虐待)」ということがマスコミを中心にセンセーショナルに取り上げられるようになりました。

「過剰に反応しすぎ」との意見もあるなかで、これだけ報道されているということは実際にいきすぎている現場があるということもまた事実です。

特に家庭内での体罰は、場合によってはこどもの死に繋がる危険性も秘めています。

学校での体罰を苦にしての自殺や虐待死を無くすためにも、もっと国全体でこの問題に取り組んでいく必要があると改めて思いました。

以上、「学校や家庭内での「体罰」の法律的見解は?罰則を受ける可能性も充分にある!」でした。

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