
この冬は大寒波が日本列島を襲い「雪」が多い?
普段雪が降らないところでも積雪があるみたいで寒がりの私には耐えられない・・
って今回は自分じゃなくてクルマのお話しです。
あなたは今年、もうスタッドレスタイヤに履き替えましたか?
- スタッドレスに変えるのめんどくさい・・
- スタッドレスなんて必要ある?
- スタッドレスって寿命があるの?
- スタッドレス履いとけば大丈夫?
と実際にわたしがついこの間までそんな状態で自分のクルマのタイヤのことで悩んでいたので、
こだわり屋の私が調べ上げた、スタッドレスタイヤの寿命10年説、寿命の見方、ゴムの硬度についてなどをまとめました。
これを見れば、思わぬ雪道で滑って事故!あのとき変えておけばこんな出費にはならなかったのに・・・・最悪。
という惨事は防げるでしょう。※ちなにに私は大手自動車メーカーに勤務してますのでクルマの事ならちょっと詳しいかも?
それでは早速見てみましょう!
もくじ
スタッドレスタイヤ寿命10年説
スタッドレスタイヤの寿命年数って5年とか10年とか年数で言われることが多いですよね。
でも時間軸で寿命を考えるのはちょっと危険。
タイヤはゴムの塊で、ましてスタッドレスタイヤは1年の半分以上は家で眠っている。だからほとんど劣化することもないし、だいたい5年から10年が交換時期。
そんな風に間違った解釈が伝わっているのも事実ですね。
本来注目するべきなのは「使用状況・ゴムの劣化」です。
いやいや余計わかりにくいな・・たしかに。タイヤなんて普段見ることも少ないし使用状況っていってもハンドルを握っている間は見えないタイヤのことなんて知ったこっちゃないですね。
例えばわかりやすくいうと「家」でも同じです。

同じ10年前に建てた同じ家でも、風あたりが強い場所にある家、回りに建物があって風があたらなった家では外壁の劣化は大きく違いますよね、太陽光の当たり方も同じかもしれません。
これと一緒でタイヤも「何年で交換」と時間で安全性を確認するのはオススメでないんです。
そもそもスタッドレスタイヤって?
原因は「水の膜」
タイヤは凍った道路の上ではツルーっと滑りますよね!
あれは氷そのものの表面で滑っているわけではなくて、氷が解けた時に出る水が原因なんです。
氷が解けて水ができますよね?その水がタイヤと氷の間で水膜となってしまうとタイヤを滑らせてしまうんですよ。てっきり氷の表面かと思ってましたね。
水の膜を防止する構造
深い溝
スタッドレスタイヤの表面のゴムは、夏用タイヤに比べてボコボコしていますよね(小学生みたいな表現ですが)
ボコボコの山の高さが高いので、水の膜を排出したり例えば雪上路面では、深い溝でしっかり雪を噛み込むことで地面にグリップして滑らないようになります。
柔らかいゴム
スタッドレスタイヤが滑らないのは「柔らかいゴム」のおかげでもあります。
これは靴の裏を想像してもらえばわかると思いますが、滑りやすい道路で靴の裏が硬いゴムか、密着性の良い柔らかいゴムか?でいえば当然柔らかいゴムでできた靴の方が歩いていて滑りにくそうですよね。
ゴムは一般的に温度が高いときは柔らかくなって、温度が低くなると固くなります。
スタッドレスタイヤは低音時でも固くなりにくいゴムを使うことで、しっかりと路面にグリップするように工夫されているんですね。

スタッドレスタイヤの寿命の見方は?
プラットフォーム
スタッドレスタイヤの寿命を確実に知るのに、まず確認するべきは「プラットフォーム」です。
でた!なんかわかりにくそうな横文字。わかります。知らないあなたにとってわかりにくい文字ってほんと困りますよね。
でも大丈夫、このプラットフォームは超簡単です。

タイヤの溝と溝のあいだに、プラットフォームと呼ばれる突起がありますのでこれを探しましょう。※ちなみにタイヤの側面を見ると、位置を示す「↑や△」があります。
スタッドレスタイヤタイヤの溝は新品から50%以下になると基準値から外れます。
この50%というのがプラットフォームが「露出したタイミング」なので覚えておきましょう。
製造年と期間
スタッドレスタイヤは5年や10年など期間で見るのはNG!と言いましたが、その期間の見方も知っておきましょう。
というのも、ぶっちゃけた話し家に保管していたスタッドレスタイヤが今何年目なの?!というのはあまりわかっていないですよね・・・私だけ?
タイヤ大手のミシュラン、ブリジストンの双方とも
- 5年たったら要点検が必要
- 10年たったら交換!
を推奨しています。
タイヤ製造年の見方はこちらです↓

タイヤの側面にこのような表記がありますよ。
スタッドレスタイヤで重要な硬度
さあここでやっと「ゴム」そのもののお話です!
もうタイヤのことなんて頭に入らないよと読んでいるあなた、後少しで終わりです!
冬に事故したら大変ですからね、最後までがんばれーー。
いやゴムの硬度(こうど)ってなんやねん、って話しなんですが、ゴムって手で触ると柔らかいとか硬いとかありますよね。
ゴム自体の硬さを表す数値を硬度といい、大手ブリジストンでは60以下が安全値として推奨しているようです。※通常基準は45程度
スタッドレスタイヤの説明でもあったとおり、硬いゴムほど劣化して滑りやすい、柔らかいほうがグリップ力があり性能が良いというわけですね。
硬度計
- 自分のクルマのタイヤの状況がわからない
- スタッドレスタイヤの状態を知りたい
- 点検は時間もかかるし
そんなあなたは硬度計をひとつ持っておくと便利かもしれませんね。
実際、スタッドレスタイヤを履きつぶすことはなかなかしない、でも交換も無駄にはしたくないですよね。これがあれば簡単にゴムの硬度が把握できますよ。

「A型」というタイプでタイヤの硬度が測れます。けっこう値段はピンきりで、ブリジストン性とかだと高くて1万超えるのもありますね、
正直私はそこにお金をかけるのもどうか?と思いここでは安いのを載せたのでいろいろ見てみるといいですよ。
空気圧もスタンドでやる必要なし
スタッドレスタイヤでも、ノーマルタイヤでも空気圧をチェックする必要がありますね。
ほとんどはガソリンスタンドで洗車をするときに行うと思います。
だけどタイヤ空気圧は事故に関わる大事なこと。
日頃からサっと家で出来たら安心です。
口コミが良い、さらに安価なエアーチェックはこれで決まり!

とにかく面倒なスタッドレスタイヤ交換
交換にかかる手間
スタッドレスタイヤ交換はとにかく大変ですよね。
だいたい男の私がやっても1度に2本のタイヤを運んだりすることはできないし、
仮に女性が自分で交換なんていう場合は相当苦労するのではないでしょうか?
ただ今回はスタッドレスタイヤをちょうど買い換えよう!というか上で調べたことを自分でやってみたら完全に寿命がアウトだったので・・
いつものようにタイヤを買いにいくか?タイヤを注文して自分でやるか?
いろいろと探してたらかなり便利なお店がありましたよ。
ネットで注文→近所のガソリンスタンドに届く→クルマ持ってけば後はやってくれる。
スマホひとつで簡単にスタッドレスタイヤに交換できちゃいました。
スタッドレス注文から取り付けまで簡単にする
いつもはネットで頼んで玄関先にタイヤがドーンと置いてあったんですけどそういう煩わしさが一切ない便利な世の中になりましたよほんと。
チェーン規制に注意
ちなみにスタッドレスタイヤを履いていれば、たいていの道路は問題なかったんですけど、今年から「チェーン規制」が始まるのをご存知ですか?
規制というだけあって、スタッドレスタイヤを履いていてもチェーンをしてないと罰金や罰則がとられる改たなチェーン規制の義務化がはじまります。
そちらは別記事で書いたのでチェックです。※お近くの道路が規制区間だったらチェーンは必須ですね。

スタッドレスタイヤの寿命まとめ
スタッドレスタイヤの寿命が10年ではないこと、スタッドレスタイヤの寿命の見方など知らないことがここで少しでもわかったら嬉しいです。
私は毎年雪が降るか降らないか?くらいの地域に住んでいるので、逆に雪道の事故が多いんです。
雪ががっつり降る地域であれば備えはばっちりでも中途半端な地域はほんとに困りますね、今のうちからしっかり冬支度をして、何事もなく冬を越しましょう。
それではスタッドレスタイヤの寿命10年は危険!ゴム硬度が肝、見方を知ってる?まとめ
- スタッドレスタイヤの寿命は10年ではない
- スタッドレスタイヤはゴム硬度や山の高さがポイント
- スタッドレスタイヤの寿命の見方は5年で要点検、10年は使ってなくても交換
- スタッドレスタイヤの寿命の見方はプラットフォームでチェック
- スタッドレスタイヤの寿命の見方は側面の製造番号でチェック
- スタッドレスタイヤのゴム硬度は硬度計で計測する
- スタッドレスタイヤは注文から交換までセットサービスがおすすめ
- チェーン規制義務化に注意!※スタッドレスタイヤもNG