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エーザイの【部長】過労死の概要は?今度は上司!残業時間や判決はどうなる

有名大手のエーザイ株式会社の社員が自殺したことを、遺族が労働基準監督署に過労死認定の申請をしたとニュースがありました。

電通の事件も記憶に新しい「過労死」の問題・・

今回のエーザイの過労死の概要や、残業時間は一体どれくらいだったの?電通事件の判決はどうだった?

気になる部分をわかりやすく調査・記事にしました。

あなたの働き方は大丈夫?

エーザイの部長が鬱病で過労死概要

大手製薬会社の「エーザイ」の部長を務めていた男性が2016年に自らの手で生涯を閉じました。

今回ニュースに取り上げられたのは、男性の奥さんがこれは労災だとして「労働基準監督署に労災申請」をしたこと。

奥さんが労災の申請をしなければ1人の人間のただの自殺として注目もされなければ、企業の責任問題も追求されないと考えるだけでなんだかな・・と虚しい気持ちになりますね。

残業時間が意味不明な数字

8年で8000時間

ニュースで出てたこの数字ですがインパクトはあるんだけどわかりにくい。というか8年といわれると多いんだか少ないんだかもパッとしません。

時期により差はあったと思いますが単純に1年あたりで1000時間、これを月で計算すると83時間の残業時間ということです。

え?たったの83時間?と驚いた方も多いのではないでしょうか?

正直8000時間と書かれたら凄まじい時間を拘束されていたのかと心配になりましたが83時間であれば、もちろん少ないとは言いませんが一般的に、忙しすぎる!と仕事に翻弄しているサラリーマンであれば到達しそうなレベルです。

※繰り返しますが決して少ない数字ではないですが、電通の高橋まつりさんは1ヶ月130時間と言われています。

過労死のライン

労災認定基準は月に80時間

月平均で80時間を超える労働が、過労死の労災認定の基準時間。

この基準時間を今回のエーザイの部長さんは56ヶ月にわたりオーバーしていたことから労災申請するに至ったそうです。

だいたい5年間は鬼の残業務をこなしていたことになりますね。

筆者個人の意見としては、「なぜ亡くなる前に問題視しなかったのか?」という気がしてなりません。

自殺してしまった→遡ってみたら労災認定基準オーバーしている→労災だ!

ではなくて、4年も5年も(1年でも異常)長時間労働していたということはその時点で家にいる時間が著しく少なかったはずだし、自殺に追い込まれる人間を考えればもっと前に心身に支障があったのではないか?!

そこに誰も気づかなかったの?

まだ情報が少ないとはいえ、労災うんぬんの前に返ってこない命が無くなる前になんとかできなかったのかが非常に気になります。

電通の過労死との決定的な違い

上司自らが自殺に追い込まれた

まだ記憶に新しい電通の社員であった高橋まつりさんが自殺してしまった事件が今回の事件と重なりますよね。

ただ今回大きく違うのが、「部長」という上位職者が自殺したという点

電通のときは24歳で、労働時間を過少申告させたとしてその上司が書類送検されました。

ただし今回は部長、部長といったら一般的にはその会社で次の役員候補であり組織的には縦の部署軸ではトップの立場。

ブラック企業といえば上司から執拗な嫌がらせなり、不法な労働を強いられるイメージですが、今回その上司自らが追い詰められたのだから目も充てられません。

当然、部長の上には役員なり取締役がいるわけでこの部長に不法な労働をさせていたのは役員すなわち会社そのものということになりますよね。

果たして部長だけが追い詰められていたのか?部長以下の社員はどんな働き方だったのかが非常に気になりますね。もし部長だけでないのであれば、いますぐ見つけて救ってあげなければ次の犠牲者が出てしまいます

判決はどうなる?

電通事件での判決

・社長に罰金50万円
・電通に50万円

電通の高橋まつりさん過労死の事件での刑事罰としては、電通と電通の社長に対してたったの50万円の罰金で結審しています。

これは刑事罰の対象が労働基準法に定める違法労働(違法残業)であるので、法律上金額が思いのほか安いのは法が変わらない限り仕方がないこと。

まつりさんの母・幸美さんは、判決後の記者会見で「労働基準法違反により労働者が死亡した場合の罰則が強化されるよう法律の改正を望みます」とコメントしています。

民事では損害賠償

刑事罰としては企業にとって痛くもなんともない50万円の罰金で終わり。

ただし民事では損害賠償を払うなどして和解しています、ちなみに高橋まつりさんの損害賠償額は非公表ですが、1991年の電通の過労死事件では1億6800万円。

人の命は何億であろうと対価とはいえないので金額云々ではないけれど、人をそこまで追い詰める可能性がある違法残業あたりは企業が絶対に守らければ存続できないレベルの罰則にすべきだと思いますよ。

労災認定とついに判決

2月18日付で今回の裁判で「労災認定」が下りました。

遺族は昇進後8年間の労働実績を軸に申し立てをしていましたが、

今回の裁判では8年間の労働実態について判断することはなく、昇進後の長時間労働だけで労災に該当するとの判断でした。

奥様や親族にとってはこれで亡くなった旦那さんへ良い報告ができると胸を撫で下ろしたことでしょう。

とはいえ「事後の裁判」ですから、当たり前ですが亡くなった旦那様はもう帰ってきません。

働き方改革や法整備により企業が労働条件を良くしようとしているのは実はまだまだ氷山の一角と言われています。

今回のような事例が広められることにより、日本の伝統とも言える「忙しいが正義・仕事は辛いもの」みたいなナンセンスな文化が平成終わりを機に根絶することを望みます。

 

 

エーザイの過労死まとめ

それではエーザイの【部長】過労死の概要は?今度は上司!残業時間や判決はどうなるまとめ

  1. 2016年エーザイ株式会社の当時部長が自殺
  2. 妻が過労死として労災認定を労働基準監督署に申請
  3. 過労死ラインは月の残業80時間
  4. 56ヶ月にわたり過労死ラインを超えていた
  5. 電通と違い今回は部長という上位職
  6. 部長の上司である役員級が罪に問われるか
  7. 電通の刑事判決は罰金50万円で結審

働き改革、ブラック企業など昨今は雇用者、サラリーマンの仕事に注目が集まる機会も多いですが、

法律や企業の仕組みに頼ることなく、働き手側が企業におんぶに抱っこしないように生きる力も大切だなと筆者は感じています。

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