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山梨の行方不明ボランティア情報|滑落や遭難の注意点に規制や駐車場は?

山梨で行方不明

9月21日から山梨県道志村の椿荘オートキャンプ場で行方不明となっている小倉美咲ちゃんの捜索に筆者は参加しました。

以前からこのキャンプ場は利用しており、現地や周辺状況も把握していたことから早期発見を信じていた。

しかしついに一週間が立つまで行方不明のまま、無情にも時間が経過。

さらに9月27日は行方不明の捜索に参加されたボランティアの方が滑落、そして行方不明の事態に。

※9月29日に他ボランティアの発見により無事に救助されました。よかった・・

この記事では、現場を生で見てきたボランティアの状況、キャンプ場周辺の危険情報、これからボランティアに参加したいと考える方に、ボランティアに参加する装備や注意点、駐車場などの情報をお伝えしておきます。

山梨のキャンプ場でボランティアも遭難情報

  • 9月27日午後1時55分頃
  • 20代男性
  • 「滑落した」とSOS

現場には数多くのボランティアが参加しています。

私は行方不明から3日目、昼過ぎから深夜2時頃にかけて単独で向かい捜索を行いました。(警察・消防は日没で捜索を打ち切る)

今回、ボランティアの20代男性は、携帯電話で110番に連絡し、「崖から落ちて怪我をした」と連絡。

山梨県警大月警察署員らが救助に向かったが、日没までに発見できず、さらに男性の携帯電話の電源はすでに切れている、もしくは電波が届かず連絡が取れない状況だという。

28日の早朝から小倉美咲ちゃんと合わせて捜索が開始されるが、怪我の状況や場所がわからないことには安否が心配されます。

残念ながら小倉美咲ちゃんの手がかりも安否も不明ではありますが、ボランティアの遭難男性は救助されました。

滑落する箇所は複数ある

椿荘オートキャンプ場は、キャンプ場を中心に東西南北に道が走っており、数百メートルから数キロは車両で進むことができる。

さらに途中、山に入れる山道や獣道が多くあり、仮に山中で遭難した場合、正確な場所を伝えることは困難です。

男性からの「滑落した」という情報では、

  • 川、沢に滑落した
  • 山あいの高い所から滑落した
  • 道沿いから谷を覗き滑落した

こうした状況がわからない。川もしくは沢沿いに滑落した場合、怪我の心配はあるが発見の可能性は十分ある。

しかし、川や沢以外の山中での滑落は非常に危険です。

筆者もボランティアで単独で捜索をした際、獣道や小学生が入り込みそうな山中に入り、急斜面を横歩きで登り高い位置で捜索をしたが、場所によっては人気の一切ない、捜索者の姿が見えなくなる場所もたくさんあるからです。

→当日の捜索の様子がこちら【画像・写真あり】

※追記:「行方不明のボランティア男性を発見」

29日午前6時頃、男性が見つかりました!

2日ぶりに発見され、右腕や右手首を折る重傷を負い、救急車で病院に運ばれ治療中とのこと。男性の名前は田島嵩一さん、27歳。小倉美咲ちゃんを探していたボランティアの男性が発見したそうです。

なかなか発見されず心配していましたが、本当に見つかって良かったです。二日間も不安だったでしょうね。美咲ちゃんも早く見つかって欲しいです。

行方不明を捜索するボランティアに規制は?

私がボランティアに参加した際、車で自宅から1時間以上かかる場所であったので、現地の管轄である大月警察に確認を取りました。

もしもし、小学生の捜索に参加したい、どうすればいいでしょう?
警察
警察
ボランティアの方には、警察は関与していないんです
現地で規制されることはないということですか?せっかく行って山に入れないと困るので
警察
警察
はい、すでにボランティアの方もいますし、気をつけて捜索してください

実際の警察とのやり取りはこのような感じで、ボランティアは自由に現地で捜索ができる状態です。

一部ニュースに「ボランティア団体が解散」とありましたが、参加したときには受付もなければ、集合場所などもなく、まさに個人が自由に山に入っている状況でした。

私は日没後から深夜にかけては、さすがに単独行動は危険だと判断し、他に単独で参加されていた方に声をかけ初対面の3名で夜の山を捜索しました。

ボランティア捜索に参加する注意点

  • これから参加する
  • 参加しようか迷っていた
  • 今後に備えて知っておく

美咲ちゃんに関して多くの国民が関心を寄せており、私の記事にも遠い方は「九州から参加するので現地の様子を教えてほしい」

このような問い合わせも頂きました。

※協力的な方がいる一方で、母親に対しては非常に厳しい声もあがっています

→母親のSNSに疑問視、多くのコメントでインスタ削除か

ボランティアの駐車場

  • キャンプ場出入りは自由にできる
  • 駐車場は開放されている
  • 取材車両が多い

ほとんどのボランティアは車でキャンプ場に行くでしょう。

心配な駐車場情報としては上記の通り、基本的に椿荘オートキャンプ場は出入りが自由にできるキャンプ場で通行時に規制などはありません。

いつまでこの状況かは不明ですが、現在はキャンプ場の出入り口のゲートも24時間開放されている。

キャンプ場内は車を自由に停められる状況でしたが、テレビ局の車両も多く、空き状況は時間帯などによるが、恐らく心配はいりません。

ちなみに下のグーグルマップの場所がキャンプ場への入り口付近。

山中湖方面から道志道を走り続け、右手に小さな小屋と、わかりにく看板がでている。

この小屋を右折し、小道を道なりにひたすらまっすぐ進めば、二手に分かれる右手に椿荘オートキャンプ場入り口の看板がある。

※最初の橋を渡ってすぐは、椿キャンプ場で違います。2つ目の橋を渡るまでひたすらまっすぐです。

(ストリートビューで事前に見ていくのも参考になるはず)

 

ボランティアの状況

ボランティアは基本的に単独、もしくは2.3名で来られている方が多い。

ボランティア団体も有るようですが、私が捜索しに行ったときは、最初から最後まで自己責任で自由に捜索する感じでした。

それでも、道ですれ違う人々は皆ボランティアで隣県から来ている方が多く、当然同じ目的を持って必死になっているため、誰に挨拶をしても親切に話をしてくれた。

「どこを探しましたか?何か手がかりや情報はありますか?」と会話する機会は多くあると思います。

初めてボランティアに参加するから、美咲ちゃんを探したいけど一歩勇気が出ない方は安心してほしい。

同じ気持ちの仲間がたくさんいます。

滑落や遭難に備えたボランティアの装備

キャンプ場周辺、またこの付近の山は通常危険な山ではない。

しかし、今回のボランティアの遭難のように、一歩間違えば自分が被災する可能性は常に持っておくべきです。

現地に実際に行ってきた私が絶対に必要だと感じた装備を紹介します。

長靴、ブーツ、ヤマビル避け

  • ヘビ、ヤマビル対策

山中には「ヤマビル」がたくさん生息しています。

実際にこちらの記事でも状況を記載しましたが、山中を捜索しているだけでヤマビルは足にまとわりつき血を吸いにきます。

ヤマビルの特徴は一切の痛みがなく、吸い付かれると血が止まらないこと。

ボランティアの多くも被害にあっていました。

ただし、それは対策をしていなかっただけで、ヤマビル対策をしていれば怖くありません。

基本は長靴やハイカットのブーツで、足と靴の間から素足への侵入経路を塞ぐこと。

軽装で山に入ることは絶対にやめてください。

→ヤマビル避けはこちら

登山や子供をつれてキャンプに行く際にも安心できるので持っておきたい一本。

さらに、まだ現在でもヤブ蚊や虫が多く、長袖長ズボンを着用していても、汗をかいた肌にはすぐに寄って刺してきます。

イカリジン配合で肌にも優しく、さらに虫には強力に効くスプレー、捜索時は必須で普段使いもできるため常備しておくことをおすすめします。

→強力虫除けスプレー

遭難時に役に立つ緊急ホイッスル

今回ボランティアの方が遭難したニュースを見て、改めて現地で見てきた様子を伝えたい。

山中で遭難した時に肝心なことは「助けを呼べること」です。

捜索しながら名前を大きな声で呼びますが、現地の様子はどうでしょう?

山と谷を風が吹き抜ける轟音、川の流れの音、日常では気づかないが山中でも声をさえぎる音が多いのです。

捜索側は声が枯れるまで叫ぶことはできますが、もし遭難して怪我をしたらあなたは声も出せないでしょう。

→迷子や遭難ですぐ使える格安ホイッスル

ボランティアだけでなく、子供のキャンプ、登山でもポケットに入れて置くだけで生存確率は一気にあがります。

現地に行って絶対に持っておいて損はないと痛感しました。

遭難時、捜索時に必要なライト

警察、消防、自衛隊などの捜索は基本的に夕方の日没と同時に打ち切られます。

だいたい夕方5時から6時の間に撤収です。

しかしボランティアは夜間でも捜索をしています。

私も美咲ちゃんが夜に震えていると考えたら、いてもたってもいられず深夜まで捜索をしました。

持参したライトは格安LEDですが、こちらは照度も十分すぎる性能で、小型かつグリップもよく使いやすさは抜群です。

キャンプ、登山、アウトドアでは必需品のLEDライトは必ず装備してください。

夜間の捜索時に、捜索隊側のライトは見えても、遭難者側にライトがあれば発見確率は一気にあがります。

→小型高性能ハンディライト

遭難時の連絡手段

田舎の山中でもほとんどのキャリアが電波が届きます。

携帯、スマホの電波させあればGPSで居場所がわかったり、連絡ができることから遭難時、道に迷った時にもマップを確認できるため安心です。

ボランティアの男性の携帯は現在繋がらなくなっている情報もあるため、モバイルバッテリーはリュックに携帯していくことをおすすめします。

→大容量モバイルバッテリー

ボランティアの多くは、「絶対に助けたいという思い」から、沢を高い位置から覗き込んだり、急斜面を登ってみたりと常に危険が隣り合わせです。

20代の体力のある若者でさえ遭難してしまうのですから、私は大丈夫という気持ちは捨て、きちんとした装備をしてからボランティアに参加されることをお願いします。

まとめ

  1. 山梨キャンプ場、行方不明捜索ボランティア参加は規制なし
  2. 椿荘オートキャンプ場内に駐車して捜索ができた
  3. ボランティアの男性が遭難して日没まで発見されず
  4. ボランティアも最低限の装備をして捜索にあたること
  5. →ヤマビル避け
  6. →強力虫除けスプレー
  7. →迷子や遭難ですぐ使える格安ホイッスル
  8. →小型高性能ハンディライト
  9. →大容量モバイルバッテリー

 

現在までに、延べ1000名以上の捜索人員を導入していますが、行方不明から7日目になり未だ小倉美咲ちゃんは発見に至っておりません。

キャンプ場の半径2キロ圏内周辺には、多くの足と目が行き届いているはず。

個人的にはさらに遠方か、または遭難や迷子ではない可能性も考えざるを得ません。

私も休日は道志から離れた山中や峠を捜索に行く予定です、ボランティアで参加される方、捜索に当たる方は捜索範囲と安全な装備をぜひ確認してから現地に向かってください。